第十一号五八
月日よりどんな事でもみているで
なにをゆうてもみなしよちせよ第十一号五九
ことしから七十ねんハふう/\とも
やまずよハらすくらす事なら第十一号六〇
それよりのたのしみなるハあるまいな
これをまことにたのしゆんでいよ第十一号六一
月日にハいまゝでどこにない事を
ばかりゆうぞやしよちしてきけ第十一号六二
このよふなない事ばかりゆうけれど
さきをみていよみなまことやで第十一号六三
なにぶんにめづらし事をするからハ
いかなはなしもない事ばかり第十一号六四
とのよふにない事ばかりゆうたとて
さきをみていよみゑるふしぎや第十一号六五
いまなるのなやみているわつらけれど
これからさきハ心だのしみ第十一号六六
このよふなはなしくと/\ゆうのもな
これハまつたいこふきなるのや第十一号六七
月日よりこのたびこゝであらハれて
とんな事をもはなしするのハ第十一号六八
とのよふな事もたん/\しらしたさ
にほんのこふきみなこしらゑる第十一号六九
このよふのはじまりたしハやまとにて
やまべこふりのしよやしきなり第十一号七〇
そのうちになかやまうぢとゆうやしき
にんけんはじめどふくみへるで第十一号七一
このどふぐいざなぎいゝといざなみと
くにさづちいと月よみとなり第十一号七二
月日よりそれをみすましあまくたり
なにかよろづをしこむもよふを第十一号七三
このところなにをするにもとのよふな
事をするのもみな月日なり第十一号七四
とのよふな事をゆうにもみな月日
そばなるものハまねをしてみよ第十一号七五
このよふをはじめてからにけふまでハ
ほんしんぢつをゆうた事なし第十一号七六
けふの日ハどのよな事もしんぢつを
ゆハねばならんよふになるから第十一号七七
めへ/\になにをゆうとハをもうなよ
月日のをもうよふにゆうのや第十一号七八
なんどきにかいりてきてもめへ/\の
心あるとハさらにをもうな第十一号七九
どのよふなものもしんからとくしんを
さしてかいるでこれをみていよ第十一号八〇
いかほとのこふてきたるもはつめても
月日の心これハかなハん第十二号一
けふからハせかいを月日みさだめて
むねのそふぢにかゝる事なり第十二号二
このそふぢうちもせかいもへだてない
めゑ/\の心みなあらわすで第十二号三
いまゝでわ神のさんねん山/\と
むねにほこりがつもりあれども第十二号四
なさけないひがらもちいときたらんで
どのよな事もゆうにゆハれん第十二号五
このたびハ月日しんぢつみかねるで
どのよな事もみなあらハすで第十二号六
けふの日ハいかほとわがみはびかりて
まゝにしたとて月日しりぞく第十二号七
このはなしなにの事をばゆうならば
にほんもからもてんぢくの事第十二号八
これからハせかいぢううを一れつに
月日そふぢをするでしよちせ第十二号九
これまでもせへいゝばいにことハりを
月日だん/\ゆうてあれども第十二号一〇
くちさきでゆうたるまでハたれにても
たしかしよちをするものハない第十二号一一
いまゝでも月日の心だん/\と
せへいゝばいにつくしいれども第十二号一二
せかいにハたれかしりたるものハなし
とふむこのたび月日せひない第十二号一三
それゆへにせかいぢううをとこまても
ことハりてをく月日しりぞく第十二号一四
けふの日ハなにのはなしをするならば
よふ木のはぢめ事ばかりゆう第十二号一五
よふぎでもにんわたれともゆハねども
もとハ壹ほんゑだわ八ほん第十二号一六
この木をはやくつぎたいせきこみで
月日のむねがつかゑきるなり第十二号一七
このきいも一ゑだしかとついだなら
あとなるハみなはやくさだまる第十二号一八
なにもかも月日ゆう事しかときけ
心にさだめつけた事なら第十二号一九
それよりもみのうちなやみさらになし
だん/\心いさむばかりや第十二号二〇
それしらすみなの心ハたれにても
せかいなみなる事ばかりゆう第十二号二一
このところせかいなみとハをもうなよ
月日の心ばかりなるぞや第十二号二二
今日の月日の心さんねんわ
よいなる事てないとをもゑよ第十二号二三
にんけんハあざないものであるからに
月日する事しりたものなし第十二号二四
月日にハなにかよろつをだん/\と
ことハりてあるこれがしよちか第十二号二五
いまゝでもなにか月日のさんねんを
たいていくどきつめてあれども第十二号二六
せかいにハたれかしりたるものハなし
月日の心ざんねんをみよ第十二号二七
このたびハことハりたゆへまだくどき
そのゆへなるのことわりである