第十五号八四
その事をいまゝでたれもしらいでも
このたびこれをみなはらすでな第十五号八五
このはらしどふしてはらす事ならば
つとめ一ぢよてみなあらハすで第十五号八六
このつとめをやがなに事ゆうたとて
とんな事てもそむきなきよふ第十五号八七
こればかりくれ/\たのみをくほとに
あとでこふくハいなきよふにやで第十五号八八
このたびのつとめ一ちよとめるなら
みよだいなりとすぐにしりぞく第十五号八九
このはなしなんとをもふてそはなもの
もふひといきもまちていられん第十五号九〇
はや/\となりものなりとたしかけよ
つとめはかりをせへているから第十六号一
いまゝてハこのよはじめたにんけんの
もとなる事をたれもしろまい第十六号二
このたびわこのもとなるをしいかりと
とふぞせかいゑみなをしゑたい第十六号三
このもとハかぐらりよにんつとめハな
これがしんぢつこのよはしまり第十六号四
このたひのかぐらとゆうハにんけんを
はじめかけたるをやであるぞや第十六号五
このもとをしりたるものハないのてな
このしんぢつをみなをしゑるで第十六号六
いまゝてもにち/\くときたん/\と
ゆうてきかした事ハあれとも第十六号七
もふけふハいかほど月日ゆうたとて
一れつ心わかりないので第十六号八
それゆへにもふせへつうがきたるから
せひなくいまわかやしするぞや第十六号九
このかやし一寸の事とハをもうなよ
あゝちこゝちにをふくみゑるで第十六号一〇
このよふのにんけんはじめ元なるを
どこの人でもまだしろまいな第十六号一一
このたびハこのしんちつをせかへぢうへ
どふぞしいかりみなをしゑたい第十六号一二
しかときけこのもとなるとゆうのハな
くにとこたちにをもたりさまや第十六号一三
このをかたどろみづなかをみすまして
うをとみいとをそばいひきよせ第十六号一四
このたびのざねんとゆうわしんからや
これをはらするもよふないかよ第十六号一五
このことを神がしいかりひきうける
どんなかやしもするとをもゑよ第十六号一六
このかやしみへたるならばどこまでも
むねのそふぢがひとりでけるで第十六号一七
いまゝでハとのよな事もみゆるして
ちいとしていた事であれとも第十六号一八
けふの日わもふひがつんであるからな
とんな事でもすぐにかやすで第十六号一九
このところとめる心でくるならば
そのまゝとこい月日でるやら第十六号二〇
てるのもなどんな事やらしろまいな
月日むかいにでるでしよちせ第十六号二一
けふの日ハもふぢうふんにつんてある
とのよなみちがあるやしれんで第十六号二二
せかいぢうみな一れつハしかとせよ
なんとき月日つれにてるやら第十六号二三
けふの日ハめづらし事をゆいかける
なにをゆうともたれもしろまい第十六号二四
せかいにハみなとこまてもをなし事
子共かたずけこしらゑをする第十六号二五
いかほどにこしらゑしたとゆうたとて
そのさきなるわたれもしろまい第十六号二六
月日にわどんなをもハくあるやらな
このみちすじハしりたものなし第十六号二七
このさきハとのよなゆめをみるやらな
もんくかハりて心いさむで第十六号二八
とのよふなめづらしゆめをみるやらな
これをあいつにつとめにかゝれ第十六号二九
けふの日ハとのよな事もきいている
なんどきもんくかわる事やら第十六号三〇
とのよふな事がありてもうらみなよ
みなめゑ/\にする事やでな第十六号三一
月日にわみな一れつハわが子なり
かハいいゝはいをもていれども第十六号三二
めへ/\にする事ばかりせひハない
そこでちいくりみているのやで第十六号三三
けふの日ハなにもしらすにいるけれど
あすにちをみよゑらいをふくハん第十六号三四
このみちがみへたるならばとのよふな
ものでもかなうものわあるまい第十六号三五
月日にハどんなをもハくあるやらな
この心をばたれもしろまい第十六号三六
これをばなみへかけたならとこまても
むねのうちをばひとりすみきる第十六号三七
これからハこのよはじめてなにもかも
ない事ばかりゆいかけるなり第十六号三八
いまゝでハ人の心のしんちつを
たれかしりたるものハなけれど第十六号三九
このたびハ神がをもていでゝるから
どんな事でもみなをしゑるで第十六号四〇
このはなしとこの事ともゆハんてな
みのうちさハりこれでしらする第十六号四一
こんな事なんでゆうやとをもうなよ
かわいあまりてゆう事やでな第十六号四二
どのよふな事でもわがみする事に
神のしらんとゆう事わない第十六号四三
それゆへになにもよろづをことハりて
そのゆゑかゝるしことなるぞや