第十号五一
はや/\とこのしんちつを一れつに
しらしたるならはなしハかるで第十号五二
いかほどにはなしをといてきかしても
もとをしらしてをかん事にハ第十号五三
もとさいかしいかりゆうてをいたなら
なにをゆうてもみなきゝハける第十号五四
このよふのぢいと天とハぢつのをや
それよりでけたにんけんである第十号五五
これからハからもにほんもしらん事
ばかりゆうぞやしかときくなり第十号五六
どのよふな事もしらんとゆハんよふ
みな一れつにしこみたいから第十号五七
にち/\に月日の心をもうにわ
をゝくの人のむねのうちをば第十号五八
この心どふしたならばわかるやら
どふどはやくにこれをわけたい第十号五九
せかいぢうしんぢつよりもむねのうち
わかりたならば月日たのしみ第十号六〇
それからハ一れつなるのむねのうち
わかりたならば月日それより第十号六一
だん/\とにち/\心いさめかけ
よふきづくめをみなにをしへて第十号六二
せかいぢうをふくの人のむねのうち
みなすましたる事であるなら第十号六三
それよりも月日の心いさみでゝ
どんな事でもみなをしゑるで第十号六四
とのよふな事でも月日しんぢつに
みな一れつにをしゑたいのや第十号六五
しんぢつの心がほしい月日にわ
どんな事でもしこみたいから第十号六六
このはなしなにをしこむとをもうかな
これからさきのよろづみちすじ第十号六七
けふまてハなによの事もみへねども
ひがちかづけばひとりみへるで第十号六八
とのよふな事もやまいとをもうなよ
なにかよろづハ月日ていりや第十号六九
月日よりにち/\心せきこんで
どんなもよふをするやしれんで第十号七〇
せきこみもなにの事やらしろまいな
かんろふだいのもよふばかりを第十号七一
にち/\にみのうちさハりついたなら
これハ月日のていりなるかよ第十号七二
だん/\とみすますところせかいぢう
きのどくなからもんくかへたい第十号七三
しやんせよくちでなに事ゆうたとて
たしかなしよこなくばいかんで第十号七四
月日よりたいないよりも入こんで
ぢうよぢざいのさしずしよこや第十号七五
それゆへにいまゝでどこにない事を
ばかりゆううてはじめかけるで第十号七六
いまゝでもない事ばかりゆうのもな
これも月日のみなをしへやで第十号七七
このたびのかんろふたいとゆうのもな
これもいまゝでしらん事やで第十号七八
どのよふな事をゆうのもみな月日
しらん事をばをしゑたいから第十号七九
このやしきかんろふだいをすへるのハ
にんけんはじめかけたしよこふ第十号八〇
なに事もみなこのとふりはちめかけ
せかいぢううの心すまする第十号八一
にち/\になんでもせかい一れつを
いさめるもよふばかりするぞや第十号八二
だん/\とせかいの心いさむなら
りうけもろともみないさみでる第十号八三
この心どふしていさむ事ならば
月日にんそくつれてゞるぞや第十号八四
それまでにあゝちこふちとどのよふな
はなしだん/\みなきくであろ第十号八五
どのよふなはなしきくのもみなさきい
ゆうてあるぞやしやんしてみよ第十号八六
月日にハなにをだん/\ゆハれると
をもうてあろをさきのたのしみ第十号八七
なに事も月日の心をもうにわ
にほんにこふきほしい事から第十号八八
にほんにもこふきをたしかこしらへて
それひろめたらからハまゝなり第十号八九
このはなしなんとをもふてみなのもの
にほんのものハみなわが事や第十号九〇
それしらずなんとをもふて上たるハ
むねがわからん月日さんねん第十号九一
このところどのよなこふきしたるとも
これハにほんのたからなるぞや第十号九二
一れつの心さだめてしやんせよ
はやくこふきをまつよふにせよ第十号九三
しんぢつのこふきがでけた事ならば
どんな事でも月日ひろめる第十号九四
月日よりひろめをするとゆうたとて
みなの心ハしよちでけまい第十号九五
それゆへにとりつきよりにしいかりと
たのみをくからしよちしていよ第十号九六
このひがらこくけんきたる事ならば
なんどき月日どこいゝくやら第十号九七
にち/\にとりつぎの人しいかりと
心しづめてはやくかゝれよ第十号九八
このみちハどふゆう事にみなのもの
をもているやら一寸にわからん第十号九九
月日にハなんでもかでもしんぢつを
心しいかりとふりぬけるで第十号一〇〇
このみちを上ゑぬけたる事ならば
ぢうよぢざいのはたらきをする