明治三十年八月三十日
山田作治郎身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\どうも一時身上に心得ん/\。心得ん事情尋ねたら、どういう事、どういうさしづあろと思う処尋ねる。一日一つ事情、これ聞き分け。どういう事で身上迫る事になる。尋ねる事情よく/\一つ万事事情に諭し置く。身は案じる事要らん、案じる事要らん。身上心得んから尋ねる。尋ねるから事情さしづ及ぶ。どういうさしづ。よう聞き分け/\。めん/\それ/\心事情、皆事情一つから治まる処から、めん/\たんのう。身上どうであろう/\思う処、よう/\年限楽しむ処見て、又一時心得ん事情、いかな事であろ、思い/\日経ぁたる。尋ねたら、鮮やかさしづあろか。尋ねるさしづ。さあ十分頼り/\、頼りならず頼り/\、頼りと思う処頼りならん処、皆世上見る聞く処止どまる。万事思い直し、長い道頼り/\、頼りならんと思う処、人間心皆それ/\伝えたる処、十分治まりたる。治まる処、案じる事案じる事身に出る。よう聞き分け。長い日ならさあ雨が降る、風吹く。一寸休めにゃならん日もある。十分心治め。急えたていかん。これまでいつ/\楽しみ/\、よう聞き分けてくれ。