明治二十七年十月十一日
梶本楢治郎、飯降まさゑ縁談の事情願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\縁談一条一つさしづ、無理にどうせいとは言わん。なれど、道理一つより否応どうこうは言えようまい。さあ一つ治まれば又々治まる。事情一時の道に運んでくれ。成る成らん言えようまい。さあ/\隠れた一人の親の代わりなり、代わりて尽さにゃなろうまい。そちらこちら運んで、十分の理に運んでくれ。さあ/\一条は委せ置く。

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