明治三十三年四月二十七日
吉田梶太四男四郎二才昼夜泣き脳膜炎に付願
さあ/\/\尋ねる事情/\、小児事情いかなる事情であろう。長らえての間どうこうまあ日々思うは一つ理であろう。皆々の中に、一人どういう事であろ。なれど、どのようにも取って、たんのうしてくれにゃならん。難、難から道に染まった。よく思やんして見よ。一つ順序の理運んで居る中、何が違う彼が違う、どれ思われようまい。又中に一つ何でやろうと心を病まねばならんと思うのやない/\。中によう思案して見よ。これ運んで居る。道の上である。よう聞き分け。何が違う彼が違うと言うは、これまでゝある。道というものは、誰それどうしてこうして、よく一つ中に思い出してみよ。道を聞いて来たる程に思えば、これ諭し置くによって、皆皆一つの心を持って、一つの屋敷に治まりて居る者は、容易ならん中から治まりてある。これ一つ、よう治めてくれるよう。