明治二十年
深谷徳次郎十八才身上願

さあ/\いかなるも聞き分けくれ。第一いんねん無き者いんねん無い。いんねんの筋も幾重にある。何にも隔てある思い、何かの処も、順々の心治め。道という道も一つである。めん/\心の道というもの、めん/\拵えたものである。神の道というもの、一つの道通れば、どんな者にもなる。何ぼ若きと言うても、何ぼ年を取れたると言うても、人に伝え、内治め、人を治め、この理を一つ治め置かねばならん。とんとも言えん。

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