明治三十三年四月十九日
檜作徳之右衞門身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一つ事情尋ねる。さあ/\一つ事情尋ねるから、さしづして置こう/\。身上にこれまでの処、長らえての事情/\、もうこれ年は何年になると思う処、身上に不足なったら、何事も出来やせん。これ一つよう聞き取れ。又一つには、こうして内々の処、年限の処、中に身上これなあと、一つ思うやろう。身上の処一寸には余程の事情と思うなれど、身上速やかと思え。又事情よく一つ諭すによって、身上の処心さえ頼もしいと思いを定め。なか/\どうなるもこうなるも、道の理尽した理、順序によって諭してある。一代と思うやない。理は将来末代である。なれど、身上不足なりてたんのう出来やせん。なれど、世上を見て、又世界の難を見てたんのうせい。未だ一寸暫くの処もあるで。頼もしいと思う心あれば、一寸暫くの処はある。これ諭してくれ/\。

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