明治二十四年一月二十三日午前一時
刻限御話
さあ/\/\/\、これ/\どんな事もこんな事も、これまでは神一条で始めた道を、人間の心で始めたように思うて居れば、結構と思う。神一条の道とは何かの事も聞き取れ。古き道にどういう事も聞かそ。だん/\幾重休む処もある。今一時ならんと言えば、向こうへ/\走って行くような道を通して来た。人間の心はどうもならん。人間の思う心では何にもならん。おかしい事を言い掛けると思うやろう。もうどんならん。もう/\めん/\勝手を尋ねる。先々の処、どう成ろうこう成ろうと、案ぜ/\の道を通して来た。これまでの道というは、五十年以来の道は何でも彼でも通りて来た。言わば腰掛けたような道や。まあ/\長い間の処にてどんな事もだん/\仕込もうと思えども、そこまで行かなんだ。そこで一つ道を変えた。今まで聞いた道、腰掛けたような道、人間の心で始めた道か、尋ねてみよ。神に尋ねるのやない。人々心に尋ねるのや。さあ明日早々伝え合い、しっかり談示せん事には、何を尋ねてもすっきりいかんで。さあこれだけ諭し置く。