明治三十一年四月一日朝
吉岡栄蔵身上願(近愛支教会長)
さあ/\尋ねる事情/\、身上に事情長い間の事情、身上に不足なる。日々の処これまでだん/\道のため、又一つは事情日々に思い運ぶ中に、身上不足とはどういうものやろう。長い間なら、めん/\それ/\内々にもこんな事ではと思うやろう。思うは余儀無くの理。なれどよっく聞き分け。身上かりもの、為すいんねんの理も、めん/\諭す処の理であろう。今日もなあ/\と言う中に、よく聞き分けて、しっかり治めにゃならん。身上は余程大層なれど、一時ではない。よう聞き取れ。身の内不足ありてたんのうは出けようまい。なれど世上の理世界の事情を見て、たんのうの理を治めるが、前生いんねんのさんげとも言う。早く順序の理を諭してくれ。