明治二十三年頃十月十六日
中井宗七目かい障り、三度目伺
さあ/\尋ねる処/\、身上心得ん。どうでも心得ん。どういう事思うてな。一度尋ねる。又一つ尋ねる。一つ心に治まりなろまい。何かの処分かり難ない。一つ十分の処である。身上一時一つの処、どういう理計る理である。発散ある処分からん。めん/\に取って、一つの理又候どうである。めん/\一時理二つ成るよう。この事情聞き分けくれ。どうなろ。よう聞き分けて、めん/\二つ理といえど一つの理。どう済まん。どうもあれでもと日々に思う事情、随分越したる事情、何から一つ事情という。越したる心開く理は、早速思いの理治まるであろ。どうも済まされん。よう事情聞き分け。一時なる事情は済んだる。二つの理一つの理は、めん/\一つの外と言う。外の理第一思う。一つ尽したる処どうであろ、日々に思う理が掛かる。成らん事情どうでも成らん。後々締まり/\事情、世界一つ理を見れば、近い中遠くない。近い見ればならん。事情それ/\二つ一つの事情、心の事情を諭し、どういう事も諭してくれ。