明治二十六年三月十一日夜十二時
一昨夜増野正兵衞のおさしづに、夜深に尋ね出よとの事に付願

さあ/\尋ね出よ/\。事情諭したる処、いかなる処何かの諭、長らえての諭である。一名一人の事情というは、誰の事情と思うやろう。めん/\それ/\の事情、中にも中々中、何か事情、まあ/\日々取り扱い取り治め、大変事情、多くの中の人、それ/\の中の人、一時の処事情多くなりて事情ある。めん/\それ/\これまで長い道筋の処、事情々々にて悟り来た。これまでの処経ち来たる処を急ぐから、余儀無く事情急くによって、万事委せ。運び掛けて日々という中に一つそれ/\の身上、だん/\よう/\の諭、諭し成程の事情に集まれば鮮やか。一度二度三度の事情やあろうまい。身の処にて一寸心得ん。どうであろう。他に事情見て心得んと言う。案ぜる。案ぜる事は無い程に。難しい道、怪しい処も連れて通らにゃならん。この諭多くの中、あれ一人皆の心にどういうものと事情拵え、それ/\心の理にて、一寸いかなる事となる。一つこうと言えばこうになる、あゝと言えばあゝになる。身の処一寸心得んと言えば、ほんにこうかいなあと悟り出せ/\。又一つ大望なる処、地所という。それ/\心に取ってそこえ/\こうと言う、こうもせにゃならん言う処の理は、それ/\心にも楽しみ。家内楽しみ無くばなろうまい。こうと言えばこうと言う。身の処から聞き分けば誰のものでもあろうまい。こうと言えば治めてくれにゃならん。安心楽しみなれば、長らえて尽さにゃならん。事情あれば尋ねにゃならん。諭せばめん/\悟って楽しみ、何にも身上にどんな事も案ぜる事は要らん。さしづの理は違わん。又々思うという事情がある。又々おうと言う事情になる。案じる事は要らん。案じる事は要らんという理には、違った事は無い程に。よう事情速やか治めてくれるよう/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です