明治二十三年九月二十日
鴻田忠三郎願

さあ/\だん/\事情尋ねる/\、どういう事であろ、一つどういう事であろどういう事であろ。前々の処、どういう事も計り/\。又後々の処、尋ねる身の処、こうなれば又変わる/\。身の思やんは要らん/\。どんな事を聞いても聞き流し聞き流し、心治めるならいつ/\の道も通す。さあ/\尋ねるか/\、よう事情聞き分け。何にも心運ぶに要らんて/\。気休みというに、何処でなりと、ぢばで居ればこれ程楽しみあろまい。又一つ思え。一つ拵えんならんか。これ一つ心に掛かるやろ。一日々々心たんのうせ。

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