明治二十四年十月八日
宇野善助娘こん二十二才身上願

さあ/\身の処/\尋ねる/\。一つさあ事情堅く事情、日々と言えば、堅く事情通りたる。多くの中、誰々事情遠くたる所まで事情、一時身の処いかなる事情であろ。これまで身に一つの事情あろまい。治まり一つの中身上どういう事情、一つの事情難しい。鮮やかという理取り難くい/\と言えば、案じる/\。案じたが一時成る。聞き損え。十分の中不自由難儀あろまい。身に一つの事情あれば難儀々々。他に一つ、長の世上の義理も恥かしいのこの事情取り了せ。これまで第一の理諭し。いんねん/\その場そのまゝいんねん、どうもならんいんねん、どうもならんいんねん、是非無い事情。いんねんと為せばさんげ言葉無きもの。救けたい一条、この理を聞き取ってくれ。案じる事は要らん。しいかり聞き取ってくれ。

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