明治二十四年十月八日
酒井佐吉身上願
さあ/\身上一つ同じ道、道の理同じ一つの心得、事情理に諭し置く。身に一つの理あれば、運び難ない。身上速やかなれば世上諭して、新しい道もあれば古き道もあろ。新しい道難しい。古き道前々通りたる道、通りよい。新しい道、今一時だんだん諭し通りたる道。新しい道、十分の道理上道を以て通り抜けにゃならん。身上不足古き新しき。身上尋ねたら、こういうさしづあった。世上の道があって、多分の道があって、通れん道は無い。新しい道/\、道が通り難くいという。心の理を以て世上と言う。世上新しい道から、つい/\古き道に集めてこう、新しい道日々に忘れぬよう、一つ身上見るがよい。