明治三十一年十月二日
福田源助四十二才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあなあ身上一条尋ねる。身上一寸さしづに及ぶ。よく聞き分けてくれねばならんで。長らえて/\道のため一つの事情尽す理は、重々の理に受け取る。又一つ受け取る理があれば、その身上どうであろうと思う。なれども、何でも救けにゃならん救からにゃならん。どういう事情で、こういう身上でどんならん。道のため内々に事情。又一つ、他に一つ身に不足ありては、一日の日も忘れられようまい。日々の口説きであろう。なれど、その順序を諭し置こう。なれども、よく聞き取れ。運ぶだけの理は、生涯末代の理、いんねんという理を諭するであろう。さあ/\いんねんという、この理をよく聞き分けねばならん。世上にはどんな理もある。その理を見てたんのうをせにゃならん。一つのたんのうは前生のさんげの理である。今の理に籠もる一つなあと、世上の理を見てそれ/\たんのう。世上の理を聞き分けて一つのたんのう。この理を早く伝えて、一つの理を聞き取りて、楽しましてくれるよう。