明治二十七年十月九日(陰暦九月十一日)夜
本席御身上願(但し飯降まさゑ縁談事情)

さあ/\まあ/\身の処どうも心得ん。事情々々もう今日はこれ一日に一席勤めようと言うて勤めさしたる。さあ/\一日経てばすっきり出来んと言う。前々以てさしづ。身上悪くて勤め出来ねば、どうもなろうまい。身上不足なりてじっとして了うたら、どうもならん。明日は又席があろうと思うて居るやろう。一寸には難しいで。身の処に不足ありてじっと休む。今日は機嫌が悪いと言うて了えば、どうもならん。表という裏という、この事情よう聞き分け。世界事情より隠居分と言うて、すっきりすっ込ましてある。隠居分なら隠居分のように、明日勤めようと言えば、明日勤めますが、隠居分。そらと言う、夜昼運ぶ。隠居というは、何も心に構わんのが隠居分と言う。これさえ聞き分けば分かる。今一時席止まるような事ありてはなろうまい/\。陰の者が第一の働き、小人三才の陰の者、これ早く皆んなそれそれあら/\の者、聞き分けて分かるなら、一日一席の処は二席三席、後席までも勤めさすと言う。これ分からねば一席とも分からん。早く/\談示合い、席休ましてはなろうまい。一日何席運べば後まる遊びのように思うから、こういう事出来る。
押して願
さあ/\尋ね返やす/\。尋ね返やすから話する。聞き分け。もうこれ一度始めた処、つい/\言うて居る。もう一年経つ。それに一つの事情運び難ない。皆間違うから暇が要る。やれ/\という日がどうも見せる事出来ん。やっぱりの道を運ぶから、取り消して了うたもの。刻限事情を以て知らしたる。分からん/\から一日送り、忙わしい/\と言う。元聞き分け。気休めが出来んから忙わしい/\成りたる。道はどういう処から成りたるという、元を聞き分けねばすっきり分からん。独り成りたるが先の事を見よ。種物植えて独り生えるように思う。独り出来やせん。すっぱり火の消えた時の事を思うてみよ。取り消した事を尋ねる。よう聞き分け。よう話思てくれねばならん。直ぐに知らすも刻限、一年先で知らすも刻限、三年先で知らすも刻限。難しいするから難しいなる。一人々々の縁談、幾日も/\夜々も談じにゃならんというは、皆そも/\の心を以て運ぶからどうもならん。あちらこちら刻限のさしづよう聞き分け。それ/\澄んだ心によって知らすが刻限。これだけ諭したら速やか分かるやろう。早く救けてやりたい、安心さしてやろう、早く救けてやりたい、安心さしてやろうという心さえあれば、放って置けん。運ばれる。日々飲んだり喰たりするだけでは結構やない。住んで居る所もあれなら十分と言う。成程それは十分なれど、不自由痛み悩み、これ聞き分け。心に掛かる事ありては、日日気の休まる事は無い。夜々眠りて居る時だけの気休めではどんならん。気休めというは、心に掛かる事無いのが気休め。皆んなそも/\の心を以て運ぶから厄介でならん/\。一年も掛かる。待つ事見て置いてはならん。日々尽して日々運んで居る間に、早く安心さゝねばならん。この世離れて了たら、どうもなろうまい。心に運んでくれては、世界成程の人という理は薄くならせんか。六十才以上と言えば長い者、末一つで何の甲斐無い者と言えば、これまで引き立て連れて通りた理は無い。善い事ばかり待って居てはならん。皆心に治めてくれねばならん。一つの理を以てお尋ね申すと、席の気休めさしてくれねばならん。放って置けば、何ぼうでも放って置く。これだけ諭し置くから、早く/\縁談は一人に委せ置くで。さあ/\尋ね返やす/\。尋ね返やすから話する。聞き分け。もうこれ一度始めた処、つい/\言うて居る。もう一年経つ。それに一つの事情運び難ない。皆間違うから暇が要る。やれ/\という日がどうも見せる事出来ん。やっぱりの道を運ぶから、取り消して了うたもの。刻限事情を以て知らしたる。分からん/\から一日送り、忙わしい/\と言う。元聞き分け。気休めが出来んから忙わしい/\成りたる。道はどういう処から成りたるという、元を聞き分けねばすっきり分からん。独り成りたるが先の事を見よ。種物植えて独り生えるように思う。独り出来やせん。すっぱり火の消えた時の事を思うてみよ。取り消した事を尋ねる。よう聞き分け。よう話思てくれねばならん。直ぐに知らすも刻限、一年先で知らすも刻限、三年先で知らすも刻限。難しいするから難しいなる。一人々々の縁談、幾日も/\夜々も談じにゃならんというは、皆そも/\の心を以て運ぶからどうもならん。あちらこちら刻限のさしづよう聞き分け。それ/\澄んだ心によって知らすが刻限。これだけ諭したら速やか分かるやろう。早く救けてやりたい、安心さしてやろう、早く救けてやりたい、安心さしてやろうという心さえあれば、放って置けん。運ばれる。日々飲んだり喰たりするだけでは結構やない。住んで居る所もあれなら十分と言う。成程それは十分なれど、不自由痛み悩み、これ聞き分け。心に掛かる事ありては、日日気の休まる事は無い。夜々眠りて居る時だけの気休めではどんならん。気休めというは、心に掛かる事無いのが気休め。皆んなそも/\の心を以て運ぶから厄介でならん/\。一年も掛かる。待つ事見て置いてはならん。日々尽して日々運んで居る間に、早く安心さゝねばならん。この世離れて了たら、どうもなろうまい。心に運んでくれては、世界成程の人という理は薄くならせんか。六十才以上と言えば長い者、末一つで何の甲斐無い者と言えば、これまで引き立て連れて通りた理は無い。善い事ばかり待って居てはならん。皆心に治めてくれねばならん。一つの理を以てお尋ね申すと、席の気休めさしてくれねばならん。放って置けば、何ぼうでも放って置く。これだけ諭し置くから、早く/\縁談は一人に委せ置くで。
押して、一人にて運びますか
さあ/\縁談々々と言う。難しい所へ出すから難しいなる、縁談程楽なものはありゃせんで。さあ/\縁談々々と言う。難しい所へ出すから難しいなる、縁談程楽なものはありゃせんで。

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