明治二十三年頃二月十二日
中井宗七身上願

さあ/\身の処/\心得ん事情、どういう事であろ。日々の事情心得ん。日々の事情、身の処日々心得ん。どういう事である。身の処心得ん。いかなるも理、よくよく聞き分けくれるよう。難しい事は一つも言わん。長らえて事情、いかなる理どんな事も治まれば。どんな事情もそれ/\めん/\思やん。よく聞き取って思やん。身の処案じる事は要らん。一つの尽すといえども、身の処日々忘りようまい。一つの理聞き分け。先ず/\こうして速やか。何にも思やせん。身がどうなろ、日々忘られまい。事情聞き分け。治まればいつ/\思えば身の処、内々それ/\家内それそれ運ぶ事情尋ねる。一つの事情治まれば、身も治まる。身の処、案じる事は無い。身の処治まれば、世上の理を見てこれだけ事情たんのう。これだけいずれ/\前生一つの理のさんげ。いかなるも心治めくれるよう。

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