明治二十三年
伏見豊吉三十五才身上願(大阪市南区瓦屋町二丁目)

さあ/\よう聞き分けねば分かり難ない。尋ねる処聞き分けが第一。真実の心次第いつになりてもこうと、前生のいんねん。実と思えば実になる。嘘と思えば何でもない。身の内一つ神よりのかりもの。何ぼ聞いても聞く処の誠一つの処、言うて置く。一つ身の処一つ利益あれば、これを証としてたんのうせ。たんのうという心、神が受け取るで。たんのうが誠やで。誠が天の理や。これが第一。

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