天理市やばい!天理教がやばい!?宗教都市天理と天理教の秘密を探る
私は直接天理教と関わってきたこともなく、ふつーに暮らしていました。
生涯、「天理教?なにそれ?」みたいな返事をするはずだったのだが、ひょんなこともあって、天理教の総本山?(総本山と呼んでいいのか?(笑))に観光、というか遊びに行く機会が出来たのだ。
別に興味があったわけでもない。たまたま大学の友人の一人が天理教の信者だったと言うことだ。
そいつは入学当初から「俺、天理教やねん」とアプローチしてきた変態だったが。
4年の付き合いになるが勧誘をしてくることもなかったのだが、「ちょいと奈良の大仏さんを見に行こか」という話になったのが天理教の総本山に行くきっかけ。
そいつは奈良出身(というか天理市出身でした)だったので、「鹿と大仏案内してや」と言うついでに「そういえば天理教やったなー。天理教ってやばいんか?(笑)」と聞いた所、「城に観光に行くような感じでぶらぶらできるよ」とのことだったので、天理スタミナラーメンを食べに行くついでに寄ることになったのだ。
その前に天理教とは?を知りたい方はコチラをどうぞ↓
目次
奈良県天理市やばい、まじ変わった町。建物が特殊すぎた。
大仏と鹿の話もしたかったが、「天理の事を書いてくれ」と言われたので、ここでは触れない。(笑)
レンタカーを走らせ、奈良市から天理市へGo!というか天理市って天理教から名前付いたの?まじか・・・
そんなこんなで、まず目に飛び込んできたのは、「・・・・・城?」
というか、てっぺんだけ昔風な作りの建物たち。それも3階建て?なのかデカい。所々にあって圧迫感がパない。
聴いてみると、病院やら、学校らしいが、天理教やばいな!!と早くも遊びに来たことに不安を覚えたのは秘密。
「おやさと館」という建物らしい。信者の宿泊施設やら、学校、病院があり、天理教の聖地「ぢば」をぐるっと囲む予定らしい。壮大な計画や。
とぼしい語学力では説明できないので写真を見てください。
天理教の規模のでかさが建物からも伝わってきて、迫力感というか、威圧感(笑)
最高に一般人が近寄りがたい建物だが、天理市民はそんなに気にならないらしい。
いざ、駐車場へ。ん?工事中?
あらかじめ調べてくれていたらしく駐車所にすんなり入る友人。
看板は立派だが駐車場雑くないか!天理教さん(笑)というか駐車台数少な!!
どうやら他にも駐車場は沢山あるらしいが天理教さんのホームページにはここが目立ってたらしい。
天理教さん、アプローチの仕方間違ってるよ!!
アーケードを通って総本山へ!
車を降り、天理商店街という、はっきり言ってちょっと廃れているアーケードを通っていく事に。
見た目は廃れている感じだったが、アーケード内は無人ではなかったのでまだ生きている感じ。
黒いハッピを着た信者が所々におり、「なんでこんなに威圧感をだすんや・・・」と少しビビったが、お目当ての天理スタミナラーメン店もありテンション上がりました。
アーケード内に所々にようこそおかえりの文字が。
意味が分からなかったので聞いてみると、天理教の聖地は人類発祥の地らしい。
「聖地に行く=家に帰る」みたいな感じで「おかえり」という言葉を使っているそうだ。
なるほど、アダムとイブが生まれた場所が、こんなところにあったとは。(笑)
そんな冗談も交えながら、アーケードを抜けるとでっかー。
総本山。敷地広くてびっくり。
さっきの建物とは打って変わって、純日本建築。東大寺よりでかい建物が目の前に広がりました。
このでかさはきっと実物を見ないと共感できないはず。
寺巡りが好きな方は是非どうぞ。(笑)
ここで友人から一言。「神殿案内してもらうからインフォメーションセンターに寄るよ」
「神殿?あっ、このデカい建物の事ね!というか君は案内しないのね」
問い詰めると、自身が無いらしい。しっかりするんだ!信者よ(笑)
インフォメーションセンターへ
インフォメーションセンターは看板は立派だったが中身はこじんまりした感じ。所々にいるハッピを着た信者さんと同じ黒色のハッピを着た方が受付してくれました。
神社の巫女さんなら見慣れているが、この黒いハッピはちょいと不気味や。胸元に「天理教教会本部」と書いてある。威圧感!!
あらためてここが総本山か・・・とびびった。
神殿案内は無料でしてくれるらしく、拝観料もいらない。信者がいつでも参拝できるようにしているらしい。
なるほど・・・いちいち拝観料取ったら信者に怒られるか・・・と勝手に納得。
パンフレットをもらい、黒いハッピを着たねーちゃんに案内され、いよいよ中へ。
玄関?というか入り口に同じくハッピを着た警備員さん?たち。まぁなんというか普通の人だ。服装はあれだが。
ここで、不思議な歌声が聞こえてきてさらにビビる。
いよいよ中へ潜入!
建物の中はとにかく広かった。
参拝場らしいが、人類発祥の地「ぢば」を中心に東西南北に参拝場があるのだ。
写真を撮っちゃだめらしいのでパンフレットを載せておきます。
とにかくでかい!!
信者の数は少なかったが、26日はお祭りがあり参拝場が埋まるらしい。まじかよ。
天理教では歌って踊るんです。
ここに初めて来た人ならまず思うだろう。
この人らは何をうたっているんだ!と。
あしきを~はろうて~、と正座で手を動かしながら歌っている。不思議だ。
天理教ではこれが参拝らしい。
朝と夕方に信者がそろって参拝をするらしい。
なんのために!?
人によって違うらしいが、神様に御礼や、お願いごとをしているらしい。それも歌いながら。
祈り?みたな感じかな?メロディーが民謡ぽくて不思議だ。
天理王命・人類の産みの親
案内のねーちゃんの説明がスタート。
ここで初めて天理教の神様の名前「天理王命(てんりおう?)」と呼ぶらしい。この神様が、人間を作ったそうだ。というか人間以外のこの世界も作ったそうだ。
信者さんたちはこの神様を「親神様」と呼んでいるそうだ。
「人類を作った神様=親でしょ」という親しみを込めているらしい。
難しい話を淡々と話していたのであまり覚えていないが、天理教の教祖は「中山みき」という方だそうで、女性なのだ。男じゃないことにちょっとびっくり。
そしてこの教祖のことを、「おやさま」と呼ぶらしい。天理教は親という言葉が好きなのだとここで確信した。(笑)
人類発祥の地を「ぢば」と呼び、そこに「かんろだい」と呼ばれる六角形の台を置いているそうだ。
わざわざ物を置かなくてもよいのではと思ったが、人類発祥の地の証拠として立てているそうだ。
沢山説明してもらったが、あまり頭に入りませんでした。
あえて覚えていることは、礼拝の仕方は4回手をたたいてから頭を下げ、上げるた後にも4回手を叩くということだ。
寺とは違うんだねー。
ほけーっとしておると、どうやら次の場所へ行くらしい。
「ん?他にも何かるの?」と友人に訪ねると、教祖殿と呼ばれる建物に行くらしい。
というか気が付かなかったが、廊下がめちゃんこ長い。ぐるーっと一周できるようになっているそうだ。
教祖が今もいる教祖殿。ただし姿は見えない。
所々ウェーブしている廊下を歩いていくと、また新たな参拝場へ。
廊下の途中で見えたが、瓦が緑色の建物だ。銅が錆て緑色になっているらしい。
この教祖殿は最初に案内してもらった建物と比べると小さいが、それでも大きい。
ここでは教祖「中山みき」について説明してもらった。
すまないが、詳しい説明はなしだ。情報量が多くてついていけませんでした。
個人的な解釈だと、教祖は死んではなく、魂だけは今もこの世にとどまっており、信者や、人間を見守ってくれているそうだ。
なんと、今もご飯や、お風呂の準備もしているらしい。
信者さんの熱心さにびびった。
説明が終わり、また廊下を歩いていくと今度は祖霊殿というさらに小さい建物の中へ。
ご先祖様たちの遺徳?を偲ぶ場所
ここではどうやらご先祖様の功績なんかを偲ぶ場所らしい。
礼拝する箇所が三か所あり、真ん中に偉い人。右側も偉い人。左は普通の人らしい。天理教は偉い人たちは区別するのそうだ。
小さい教会では一か所の所もあるらしい。
ここでびっくりしたが、天理教の教会は1万6千か所もあるらしい。へぇー!
私、実は生まれ変わってるんです。
天理教の教理では、死んだら生まれ変わってくるそうだ。
天国も地獄もないらしい。そして、人間の体は神様から借りている物らしい。
寝ているときに無意識に呼吸できるのも、怪我が時間と共に治るのも自分の体ではないからだそうだ。
そう言われるとそうなのかもと感心。
ここでの話はすぐに終わり、また廊下を歩いていくと、最初に説明してもらった神殿へ戻ってきた。
マップどおりや!ちなみに廊下だけで800メートルもあるらしい。
天理教は危ないのか!?そんなことなかった。
説明が終わると案内のねーちゃんは勧誘してくるわけでもなく、インフォメーションセンターへ戻っていった。(多分)
このあと勧誘でもあるのかと身構えていたがそんなこともなくあっさり。ちょっと安心。
宗教は危ないイメージがあったが、そんなこともなくちょっと拍子抜け。
友人も説明していないくせに満足したらしく、壮大な建物を後に、天理スタミナラーメンへ。
これが目当てだった。天理スタミナラーメン
スパム握り。スパムと卵ふりかけと飯とノリのカルテット。
天理スタミナラーメン。うん!普通や!(笑)
いや!おいしいよ?(笑)是非食べてください!
それよりスパム握りがうまかった。
ここに来たならばスパム握りを食べるべきや。
写真撮るの忘れたよ!!
天理教は始まってから180年以上つづいている
ラーメンを食べながら、友人の話に耳を傾けていると天理教は180年以上も続いている宗教らしい。
興味はなかったが、案内をしてもらっている最中に信者さんが礼拝している姿を見ると、この人たちは本当に天理教の神様を信じているのかもしれないな。と感じたような。
今までに神様を信じるようなことが無かった自分には珍しい光景だったが、キリスト教の人も日曜に礼拝しているし、日本人が特殊なのかな?とも感じた。
多分もう2度と訪れることはなさそうだが、天理教の総本山のでかさと、信者さんのパワーに圧倒された天理観光でした。
夏はこども向けの行事や、正月はおせちもタダで食べれるらしい。
いろんな世界があるんだと実感。
まぁ機会があればまた遊びに行ってもよいかな?と思える不思議な町でしたとさ。めでたしめでたし。
※本記事は寄稿して頂きました。
所々文字の訂正は入れております。