明治三十二年十二月二十二日
平野トラ本月十五日出直しに付、後々の治め方心得まで願

さあ/\尋ねる事情/\、いかな事情も尋ねるやろ。尋ねる事情も、待ち兼ねて居る/\。どういう理待ち兼ねて居るなら、前々一つ悩み障りから、前々何度諭したる。変わりた事やなあ、皆思う。思うてくれるも一つ理。又、思わにゃならん。もう一つ理一つ諭し置く。よう聞き分け。どういう事なら、何故なったやろ/\と思う心では、どうも一つ事情に思わりょまい。二度三度事情、一度の事情であった分には、どうしたやらこうしたやら分からん。まあ年限連れて通りた一つ理から諭するによって、皆聞き分けてくれ。どういう理、いかな理も聞き分け。ものという理諭す。存命一つ理。存命一つ安心さし、一つ楽しみもさし、よう聞き分け。どうなったやらなあ、分からず/\暮れて何のこうのうあるか。これ聞き分けてくれ。いかな理も諭す。後々一つ淋ぶしい/\と必ず思わず、どういう道も通す。又、皆々それ/\の中同じ兄弟々々、上に立った親とも言う。兄弟淋ぶしい目もさすやない。どういう理も皆々治めてくれるは皆々理という。この理又暫くの処たんのうさしてくれ。こんな事出けてはどうなろというような事では、心というはそも/\、それでは一つ治め方無い。そこで、さしづ一つ早くなあ、と待ち兼ねたという理、聞き分けてくれ。
押して、平野楢蔵頭痛致すに付願
さあ/\身上々々という。身上には思うやろ/\。思うやない/\。これ皆々長い間という。このぢばという/\、あちら眺めてもこちら眺めても、皆敵であった。皆幼少ばかり、これを見て教祖誰に頼り、彼に頼り無き理を見て、たんのうしてくれにゃならん。元から子生み出したも同じ事/\。それ/\相談々々一つ理。皆兄何人あるか。聞き分けてたんのう。この兄親一つ理、教祖存命苦労艱難見れば、聞き分け。今日は不自由さそう、難儀さそうと言うのやない。兄親の数を幾人あるか、一つ理見てくれにゃならん。さあ/\身上々々という。身上には思うやろ/\。思うやない/\。これ皆々長い間という。このぢばという/\、あちら眺めてもこちら眺めても、皆敵であった。皆幼少ばかり、これを見て教祖誰に頼り、彼に頼り無き理を見て、たんのうしてくれにゃならん。元から子生み出したも同じ事/\。それ/\相談々々一つ理。皆兄何人あるか。聞き分けてたんのう。この兄親一つ理、教祖存命苦労艱難見れば、聞き分け。今日は不自由さそう、難儀さそうと言うのやない。兄親の数を幾人あるか、一つ理見てくれにゃならん。
続いて御話
さあ/\もう一声々々、さあ/\あゝやれ/\、あゝやれ/\皆々衆、皆の者やれやれ、一度も一度と皆思てくれた。一度二度よう/\連れて通ったものである。これからという、先という、存命からあら/\世を譲り置いたも同じ事。ようたんのう安心してくれたによって、後々兄親という理以て育てゝくれるよう。さあ/\もう一声々々、さあ/\あゝやれ/\、あゝやれ/\皆々衆、皆の者やれやれ、一度も一度と皆思てくれた。一度二度よう/\連れて通ったものである。これからという、先という、存命からあら/\世を譲り置いたも同じ事。ようたんのう安心してくれたによって、後々兄親という理以て育てゝくれるよう。

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