明治三十一年八月二日
山中彦七母その七十五才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上が心得ん/\尋ねる。事情さあ/\まあ/\よう/\事情長い間/\、長い間まあには前々から事情と言えば一つ、一時事情と言えば一つ。まあ一時の処身上尋ねる処、一時どうとはあろまい。なれど、めん/\一つ心というは日々淋ぶしい、日々淋ぶしい思う心。これまでの処にて長い間の事という理は、皆見て通りた事情、又続いて事情。まあ話というは、前々掛かりと違うという理ある。なれど道によって変わりて事情。善きと言うて一日定めた。長い年限どうなりこうなり事情、そこでよう旬事情。ずつない中ずつない中、たんのう出けやせん。なれど、人の事情他に事情見てたんのう。夫婦揃うて事情なか/\ならん事情、夫婦揃うて事情、遠くやない近い。聞いて居る。よう聞き分け。めんめん不足ある。なれど、他を見れば十分たんのう出ける。身に不足無くば、切なみ無くして日を送る。切なみ無くして日を送る心に、たんのう治めて、もう楽々日を送る。これだけ諭し置こう。

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