明治二十六年二月二十一日
来たる陰暦二月一日二日本席六十一才御祝の事情願
さあ/\尋ねる処/\、さあ/\まあよう/\の日を待って人間事情とんと楽しみがあって楽しみが分からなんだ。今の事情広く世界という。万事事情どんな事もならんとは言わん。事情以て印までも満足。印までの満足は生涯の満足と言う。軽く軽くほんの一寸という事情に運んでくれ。未だ/\の道であるから、一時の処どうという、それではだん/\の理になる。これから先は未だ/\長いから、印だけという。事情は許し置こう。
御祝に付御供の事
さあ/\尋ねる処/\、事情一つは理と思うやろ。何もどうせいでもよい。軽うして一人も満足、これ一つ理を委せる。さあ/\尋ねる処/\、事情一つは理と思うやろ。何もどうせいでもよい。軽うして一人も満足、これ一つ理を委せる。