明治二十一年七月二十九日
上田いそ願
さあ/\順序諭する処、しっかり聞き分けねば分からん。長らえて一つ/\旬々運ぶ処/\、先ず/\理十分にある。さあ/\それより一つ内々の理、家内それ/\一寸心得ん、身の処心得ん。又心得ん一つ理、いかなるも聞き分け。取り直せ。諭する十分、それより定める。どういう理定め暮らす処、年々不自由無き、だん/\尽す一つ理を聞き分け。内々十分さしづ聞く、一つ聞く。いかなるも見分け聞き分け。聞いても、これまでの理大抵人間身の内かりもの聞いて居る、又諭する処聞いて居る。世界中々一つ理、人間残らずかりもの一つ理、一軒理、世界の理、この理を聞き分けられねばならん。身処あちらが不足する、どういう事、世上一つ理がある。内々一寸身に不足、世上理身の一寸不足、世上が鏡、いかなるもかりもの、心我がもの、心通り鏡に映してある。見分け聞き分け、それより聞き分け。内々かりもの、心我がもの、同じかりもの、世界中多くかりもの、内々何人かりもの、世界いんねん/\、不足々々映してあるが、前生内々かりものなら、世界難儀不自由なら、その身ならたんのうが誠、誠一つ天の理、この理を聞き分けてくれねばならん。たんのうやれ/\成程世上見ればたんのう、この理内々理が分かれば速やか、言葉で聞いて身が速やか/\。直ぐと内々直ぐと、心澄むと一日目は早や/\。