明治二十四年十月十二日
中井宗七身上願(胸つかえ詰まるようになるに付)
さあ/\身上一つ心得ん理、いかなる事と思うやろう。いかなる理も治めて居るやろ。なれど、万事の事一つの理に掛かるやろう。一日の日内一つに掛かるやろう。万事の事を掛かるやろう。同じ所に、隔てゝ掛かりてあるやろう。理が隔てゝ理が余計掛かりて来るやろう。身上案じる事は一つも要らん。これまでの処、万事の事掛かる。掛かるけれども身上案じる事は要らん。一つ/\の理に治め行け。万事の事一つに掛かる。なれど、これで結構と思え。身は案じる事は要らん。