明治二十四年十月十五日
橋詰新平六十六才身上事情願
さあ/\尋ねる/\。身上に一つ成るに成らん理尋ねる。一時一つ分かろまい。なれど、遠く運ぶ処、日々受け取る。内々一つ成るに成らん理と思う処、余儀無く事情であろう。尋ねば諭すよって、身上こうなるどうなるという処、知らず/\、これよう聞き分け。身の処に変わりた処と思うであろ。何にも変わりた事は無い。これまで知らず/\の事情、これ一つたんのうさして、聞いたる事情に、心に事情沸かさんよう。順序はこれ一つという理治め。一時大変なれど、どうという心持たず。なれど大層。大層なら大層だけの理を運び、これ一つさしづして置こう。