明治二十四年九月十六日
東保太郎母ヨシ六十二才右の手の事情に付願

さあ/\身上に事情尋ねる/\。いかなる事であろうと思う。よく聞き分け。言葉を聞かす。理を聞く。そこで心に一つ実正なる処、人間身の内言葉で諭したる。なか/\事情である。それ/\内々丹精治めて居る処受け取る。身の内一つ言葉の理一つ、事情諭すであろう。人間知らず/\の理いんねん一つ、これ聞き分け。身に一つ日々暮らす事情に不自由無し。なれど、身に一つ不自由忘れられん。なれど、これだけならばというは、前生さんげいという。同じ人間、可愛は一つの理。救けにゃならん、救からにゃならんは、一つの理。よく聞き取りて、成程という。世上見てたんのうは、前生さんげいという。これだけ伝えてくれるよう。

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