明治二十三年七月十八日
増野いと居所の障り願
さあ/\幾度尋ねる。だん/\の事情、身上一つの理を案じる。案じる事は要らんという。案じる。これ案じはせん中に、案じる/\理であろう。一日の日はどれだけ案じても、一日の日は経つもの、どんな日も一日経つもの。案じはせん、身の不足案じはせん。一日の日というは、どんなにも経つ。越さにゃならん。身上不足あれば一日の日、どうでもこうでも案じる。一日より月々、月々と言えば生涯、案じはせん、言やせん。案じる身上、どうも一日の日、身上不足治まるか治まらんか、治めてみよ。