明治二十三年七月十八日
桝井伊三郎身上障り及小人つゆ出物障り願

さあ/\事情々々心得ん、どういう事である。又小人軽き事情という。一時余儀無き尋ね、又一つどういう事であろ。余儀無き幾度幾度尋ね身上の事情あれば、何でも事情有れども、身に事情無い。聞き分け。聞き分けにゃ分かろまい。一寸気休め、こうして居ればよい。前々より諭したる処もある。その日々心身の処、一寸の処どうなろ。内々小人一つ軽き、どういうものであろ。内々これで十分、日々治めて居る。日々変わる/\、順々理がある。それ/\楽しみ、一つ事情治めくれるよう。これでよいと思う日もある、これでなという心もある。時々事情によって日々送る事情十分のたんのう薄う、これではな、重々薄うなる。日々暮らせども、月日たゞ一つ、これではな、たんのう薄くなる。前々話掛けたる理がある。しいかり聞き取ってくれるよう。

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