明治二十年九月十八日(陰暦八月二日)
増野正兵衞神戸へ帰る時身上障り伺
さあ/\尋ね事情の処、同じ事情、年限相応の事情がある。間さには、一寸濁りがある。長い年限がある。今一時の処、どうせいとは言わん。身上障り一条の処、案じんようにして、さあ/\早くの道を治めて置いて、早や/\と治めて。内々の処というは治め難くいものである。そこで外へは心寄らぬよう。
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さあ/\尋ね事情の処、同じ事情、年限相応の事情がある。間さには、一寸濁りがある。長い年限がある。今一時の処、どうせいとは言わん。身上障り一条の処、案じんようにして、さあ/\早くの道を治めて置いて、早や/\と治めて。内々の処というは治め難くいものである。そこで外へは心寄らぬよう。