明治二十年九月十七日(陰暦八月朔日)
増野いと居所障り強く俄かに伺

さあ/\よう聞き分け。一事々々諭し、身の内、さあ身の内、これ身の処一寸不足、一日堪えられん身の処諭して取り直せ。今一時どうせこうせ言わん。身の処不足よう聞き分けて置け。よう聞き分けせにゃならん。どうせにゃこうせにゃ、内々処どういう、道のためいつ/\道のため一つ分からん。一生いか程の心、身のどんとの身の障り、今の今どうせにゃこうせにゃとは言わん。身の所、早く聞き分け。十分の道がある。何程聞く。道分からん。身の処定まらん/\。幾度聞かしても一つ道が分からん。何程道の処、速やか分からんという理は無い。何も分からずしては、何程辺所、聞くよりが分からん。遠く/\所めん/\身上じっとしょ。身の処一つ置き、身の処どんと一つ聞き取り、どんと一つ定めて貰いたい。

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