明治三十五年六月十二日
小梶与兵衞四十八才身上願(中野支教会長)

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\事情さあ/\尋ねる/\。どうも一時身上何であろ、どういうものであろ、こういうものであろ、日々の心だけであろ。これまで一つ/\というは、どうもなあ。余儀無く事情/\、一時尋ね出るから、さしづして置く。十分聞き取って一時も早く事情。一時どうではない。なれど、大層。皆々心尽し、これだけ運び、どうであろうと思う。尽し損にならん程に。働き損にならせん程に。よく聞き分けて、よう諭してくれ。これまで日々の処皆受け取ったる。難儀さそう不自由さそうという親有るか。聞き分け。そんなら身上と言うやろ。これ一つ取り直し、皆々心に治め。一代切りではない。道という理は、末代の理。これまで所に紋型無い処から、理という/\固まりたる理、この理取ろと言うて、取らゝせん。剥がそうと言うて、剥がさらせん。この理皆々心に留めて、よく楽しましてくれるよう。

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