明治三十三年九月十六日
大谷金太郎五十二才身上大変障りに付願(高知部内岩浜支教会長、元は医師に有之)
さあ/\尋ねる事情/\、身上事情、さあ/\一つ理を尋ねる。さあ/\一度二度容易成る成らん/\処、又候これは芯が痛むであろう。それ/\から皆駈け付けて、もうこれ一時の処身上迫りたる。一時ではない。身上余程事情迫りたる。成る成らん一つの理は渡し置いたる。何よの事前々から組み立てたふしという。ふしを越したる思う。一時身上迫りたる。大層々々という事情諭すが、事ある。第一満足与え、一時皆々心に楽しみ一時諭してくれにゃならん。身上一つ迫る。諭さにゃならん。よう/\と思えば、身上に理、余儀無くの理。さあ/\成っても成らいでも、尽しただけは道と言う。これ末代の道の理である。一代と思うたやない。これ一つ第一の理に諭し置こう。
さあ/\今一時迫りたる処、何よの事もたんのうさしてくれにゃならん。何よ尽した処皆受け取りてある。一つ諭してくれにゃならん。さあ/\後々のさしづ、会長という名のみ諭したる処、あら/\分かりてあるであろう/\。