明治三十三年三月二十九日
増田亀次郎三十二才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上という皆それ/\事情、皆身上内々どういうものと家内思う。何よ聞き分けてくれ。今までという全くという、今一時理というは、十分道の中の理である。何かの処道理という処から、すっきりという理を聞き分けてくれ。道から一つ十分諭しする。すっきり全くの心要らん。こうして治まったら、成っても成らいでもたゞ一つ。心は幾重使いよいもの。よう聞き分け。十分諭しする。内々これまで何よ道に尽し運び、その上治まったら、これでという心治め。当分はとんと思うように行かん。これも為す事情と定め。身上の処理を案じれば、一寸案じにゃならん。そこで、何よこれですっきりという治まった心定め。早く諭してくれ。あちら身上こちら身上何たると思う。よう聞き分け。様々通り万事治まって、内々ももう一時の処である。もう暫くの処、何よの事も道理から聞き分け。身上成る事一つ理、成らん一つ理。これから聞き分け。何よも定めてくれ。案じる事要らん、案じてはならん。