明治三十一年二月十八日
藤北嘉十郎六十三才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上一つ理を尋ねる処、さあ/\身上長らえてこうなり、もうどうでもと言う。一時散乱で、治まろまい。これまで尽した理は、十分受け取ってある。又内々暫くというは一つ理、又主も一つというは一つ理。よう聞き分け。一時どうという事は無い。なれど、余程身上大層。よく諭すによって、よくたんのう。たんのうというはどうという。身上不足ありてたんのう出けようまい。なれど、よっく聞き分けば分かる。歳々見てこうと思た理治まり見えた。すれば将来所一つ国に一つ深い一つ理末代という理、聞かしてくれるがよい。

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