明治二十六年十二月二十八日夜十時半
本席御身上の願

さあ/\一寸これ昼からの席/\と言うて待ち兼ねて居る。身上に障りどういう事であろう/\。日々に急がしい/\と言うてある。どうでもこうでも急がしい席、一席に定めたる十分の理を互い話し掛け、始め掛け。だん/\ならんから特別と言う。よし/\と言う。もう特別の話仕様無い。日々一席事情、何席運んだる。何名何人一つの事情、皆席は何も知らん。たゞこうしてやったら喜ぶやろう、道も盛んに成るやろうと思う。側には分かろうまい。続くだけ何名押し込んで来ても運んでやるもの。席の身上長う使うと思えば、ぼつ/\運ばにゃならん。急げば短こうなる一つの理。席と言えば、これだけの理のあるものかと言う。十のものなら九つまで運んで、往ぬ事も出来ず、そんなら今にことわけ言う事もそれも行かん。これから席と言う、皆同じ信心家や中かは思うやろう。又、席というはあれだけの事は無けにゃならん。万人の内一人事情、老母存命中より聞きて居る者は分かるやろう。こうのう積まん者はこうけい出せん。一個は一個だけの理。これまで尋ぬるさしづという、さしづに間違うた事はあろうまい。身上という、尋ねてそんなら行て来いと言うは、滞在中と言う。道中何の理もあろうまい。尋ねてさしづの理を以て勇んで行くというは、それだけのこうのうの理、今夜刻限諭し置く。明日は一席に済まして了う。もうであろうか/\と思う内に未だと言う。その理が一寸身に祟りた。さあ又々刻限にて知らさんならん事がある。何名何人明日疾うから席をさすで。

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