明治二十四年七月二十一日
増野正兵衞鼻先の出来ものに付伺

さあ/\日々の事情、一つの事情、身の事情、一つに理を尋ねる。あら/\の理分かろう。身に事情あれば、些かどうなりこうなり通れる。幾重ならんとこれから聞き、これから備え、日々の事情受け取る。たゞ結構、だん/\願い中、いんねん身に些かの事情、これなら身の不足あってたんのう。案ぜどうもならん。案ぜる。前前道を聞き、これまでという。たゞ一時身上速やかならん。たゞいんねんこの理は諭しある。身に不足たいに一つの心を持つ。よく聞き取らせ。遠くの所だん/\運んで立ち越す。なか/\いんねん/\。あちらこちら事情、身の不足たんのうなろうまい。世上の理を見てたんのう治まる。種がある。案じずして、じっとして居るがよい。

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