明治三十一年十二月十八日
山田元平身上願

さあ/\尋ねる身上/\、どうも長らえて心得ん/\という理を尋ねる。心得ん間に尋ねる。尋ねる事情には諭し置こう。よう聞き分け。身の内という、事情という、めん/\の身の内成程心持って通る中、身上不足ありては楽しみ無い/\。一つ諭し置こう。一つ理を治めてみよ。どうせにゃいかん、こうせにゃいかん、とは言わん。心だけ/\。心だけはっちゃなあ。心の理どういう理と思うやろ。この道長い間/\、なか/\どんな日もあったやろ。どうなりこうなり治まり掛けたら、身上不足なり、不足なりたら楽しみ無い。多分どれだけありても楽しみ無い。よう心取り直し、道に居りゃこそこれだけ、という理を治めてくれ。何も難しい事やない。身上は案じる事は無い。これだけ諭し置こう。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です