明治二十三年八月十二日(陰暦六月二十七日)午後二時五十分
本席胸先つかえ厳しきに付願

さあ/\身の処/\、切なみ大抵々々事情は身の障り、どんな事も身に切なみどういう事であろう。事情尋ねばそこい/\の事情、それ/\心、前々から遠く長く事情に付き、身の障りどうでもならん。尋ね出る。一段治まって、一つ二つ三つ、事情まで治まる。だん/\に事情諭しよう。切なみ事情見せる。身の迫るこれまで事情、どういう事である。席の処順序定め、順序を追い、席は神の心/\を映す。事情分かり難ない身上から、一つ人間心がある。さしづにも人間の心あろうかと、なか/\実々実正の心、同じ事情は人間心、人間心は映さぬ。心胆の事情は天より映す。勝手の理定めた事情、勝手のよい事情はよい、勝手の悪い事情は定め難くい。さしづどういう事も聞き分け。話の理によって、身の上が心得の事情、席一つの事情、あゝいう事はあろうが、神一条の心、人間という心がある。それ人間の心あればどうである、これはどうである、これが人間心。今日の今日まである/\。人間心一寸身に迫る。心胆事情、席順序話を伝え。これまで話を聞き、誠約まる事情ある。これを悟り事情もある。話事情あろうか、さしづ通りの理を伝えば生涯の事情も治まる。心一時の事情あるは世上一つの理、誠一つを運び世上の曇り無い自由自在、曇りの無い自由自在。曇りの道だけの理がある。席一つの話、席一つの事情、これまで席から事情を伝えた事はあろまい。さしづだけの事情伝え安心。人間心だけすっきり聞かさんよう。これまでの処にて、知らず/\分からず/\身の切なみ。あゝと言えばあゝと成る。実と言えば実正と成る。あんな事と言えばあんな事に成る。三つのこれまで席を定め。その日/\聞かぬ一つの心悔み、一つの心改め、真実々々台。これで話す事出来る。どんな事も話よう、聞きよう。三才の童児一つの理を持ち、今日のさしづ今日の事を知らす、明日のさしづと言えば明日の事知らす、三年先の事と言えば三年先の事を知らす、生涯と言えば生涯の理をすっきりさしづする。人間心出そう、出すまい。なれどもほこりを聞かし、気兼ねをしたりしては、心胆神が入り込む事が出来ん。それ/\人数何彼に追々理に運び、運ぶつとめ一条の悟り。日々に運ぶ処、どんな者にどんなさづけが行くとも分からんで。さあ/\どんな者に、どんなさづけが行くとも分からん。身上一つの事情あって、身の理があって、どういう事も聞いて心治めて、あれ戻り来る/\、だん/\戻り来る。一日どういう理、内々日々にあんな者に、あんなさづけが行くかと、先に言うて置く。

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