明治二十三年七月二十四日
寺田城之助の妻ナラトメ身上願
さあ/\だん/\の長い事、長い間、一度事情思えども、あちらこちら思い/\、日々月々思い送り居た一つの事情、速やかであろうまい。身上の事情あれば、一寸にどういうものであろう。世上の理もあろう。思う一つの理であろう。人間の心というは、一人々々の理。心の治めよう、治まらん/\、治まらんの理、日々という。身上一つの理が治まらん。治める理で治めにゃなろうまい。暫く間、治まる所で治めるがよい。身上の治める所治めてみよ。どちらの身上も治めてみよ。