明治二十六年六月十七日
深谷源次郎身上願(左腰から足まで身上)
さあ/\尋ねる事情/\、身上にどうも心得んという。よう聞き分け。万事あらあらの理は、分かりてあろう。心といえど、一つ事情を諭し置こう。多くの中という、万事事情を定め。多くの中という、どういうもの、とんと心得ん。日々だん/\よう聞き分けて、改めてくれ。遠く先々中に、先々という。人々一つ/\の心という理が出る。随分始め出す。遅れる処もある。何処がどうとも分かろまい。一時道を伝えて運ぶ。身に迫る。これを随分。内々それ/\他に事情、明らか心理という。よう聞き取れ。身は、案ぜる事は要らんで。