明治二十二年十二月一日午後五時
天野善七伺

さあ/\尋ねる事情には/\一々の事情は分かるまい/\。一つ諭しよ。長くの事情より楽しみはあるまい/\。一名々々の処分かるまい。一人々々の話取り替えて話、だん/\と日々に身に迫る/\処、めん/\も迫る処の話もするであろう。どうせこうせは言わん。言うまでやあろうまい。順序一つの理を受け取る。迫る処悟りてくれ。めん/\も悟りてくれ。又それ/\という処受け取る事情は一つよりあろまい。辺所々々という処聞き分けて、悟りてくれ。踏ん張らにゃならん。仕切りた事情は受け取れん。これだけこうと言わずして、何と/\の理を諭して、向この心委せにさしてくれるよう。さあ早く/\。

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