明治二十四年四月二十七日
中山たまへ歯の痛みに付願

さあ/\身の処/\、事情は一つ身のさしづ事情身のさしづ、どういう事情と思う。どう思うてはならん。身の処一時堪えられん。何かの処もどういう事で、先ず/\幼年の事情ならば身の処左程事情が無けにゃ分からん。事情は前より諭したる。先先万事一つ世界一つ思う。一時諭し、暫くと言えば暫く。今というは今、どういう事もこういう事も尋ね一条、一時一つの理を計り掛けるなら、理によって生涯の理も諭す。変わらんが誠、変わった分にはどうもならん。治め一条日々万事尋ね一条、これ一つの理に悟るなら、先よりも自由という。分かる理によって心通り。何よの事するも内々ぢば、どういう事も尋ね一条さしづ一条、皆んなそれなら/\という理に分かれば、皆治まる。又一つ始める。これまでという長い間の事情、まあ一寸にはいつの事情と思う。事情刻限なれど、身の処よりあちらこちら地面一つやしき一条、どうなりこうなりという。まあ一旦あちらも拡げ、こちらも差し出し、何か万事取り混ぜ一つ事情。よう聞き分け。あちらも仮家、こちらも仮家、したと思えば取り払え。万事、尋ねる事情を以て運ばにゃならん。人間事情では一時治まろうまい。さしづ一つの事情、信心だん/\一つの理を話し掛ける故、理を持たず、尋ね一条より治め来た道ともいう。よう聞き取ってくれるよう。

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