明治三十五年八月十日
十教区取締員の事情に就ては先々へ出張の御許し願

さあ/\尋ねる事情/\、だん/\これ世界と言うであろ。いろ/\あちらの説、こちらの説、だん/\事情重なりたる処、よう一言話して置こう。皆々の心に聞いて置かにゃならん/\。又話して置かにゃならん。まあ遠い所、それからそれへ伝え、道という、又先という中に、一つの困難という/\中に一つ理、これも一つ、よく聞いて話という。又満足さゝにゃならん。満足さゝにゃならんが道という。ただ一つというは、何度の中にも諭し置いたる。同じ一つの中、我がさえよくばよいというようでは、兄弟とは言えん。この理を一つ聞き分けて心に治めするなら、同じ水流れる。力次第、力次第にもだん/\ある。この理よく聞き分けにゃならん。どうでも成る、どうでも行かん。国々所々、一寸出て話するにも、聞かすにも、心に満足与えてやらにゃならん。満足与えるに、物を以て一時にどうせい、なか/\そうは出来ん。又一つ所々、そら彼処や、こら彼処や、一々尋ねられる処もある。何ぼ尋ねられても、おめ恐れは一つも要らん。付き添うて行くものある。付き添いは誰がするか。天より付き添うて居る。こういう道理であると、何を言われても逆う事要らん。逆わずして、この心持って通るなら、何もおめ恐れは一つも要らん。又一つ皆々の力にも楽しみにもなる。さあ/\国々廻るは外から廻らん。おぢばという、本部員という、これ中に話聞かにゃならん。この道遠い所へ行けば大層である。大層なれど、大層の中から出て来る。世界の大層を持って出て来るを、聞いてやらにゃならん。聞いてやれば、皆々分かる。遠い所へ行く。今一時の処、困難や困難や。理の集まる処、心から心あって出来た。出来たる処、これ兄弟という理。これから又出越す処、何も案じの理は要らん、案じる事要らん。案じた分にゃ切りは無い。広き心持って通るがよい。鮮やか許し置く。
押して、青年連れて出る事の願
さあ/\青年も一人ではなろうまい/\。心の楽しみ、心の頼り、遠い所/\、名称ばかりならよい。道中という、又々青年という、あちらもこちらも替わり合うて連れて通るがよい。事情さあ許し置こう/\。さあ/\青年も一人ではなろうまい/\。心の楽しみ、心の頼り、遠い所/\、名称ばかりならよい。道中という、又々青年という、あちらもこちらも替わり合うて連れて通るがよい。事情さあ許し置こう/\。

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