明治二十二年十一月九日(陰暦十月十七日)
永尾たつゑ身上今一段速やかならぬに付願

さあ/\尋ねる一寸さしづ、さあ/\一寸さしづ。小人というは、一才二才三才まではどういう事、人間心はさらにあろうまい/\。一才二才身の処、自由聞き分け。始め掛けたら、見にゃならん、通らにゃならん。よく聞き分け。ひながたの事情、ひながた見るにも聞くにも合わん。世界明かり、一寸ひながた自由、日々の処、日日の理に分かりてある。ひながたの理を何でも通らにゃならん。ひながた現われる理である。世界という。ひながたの理をよく聞き分け。元々寄る事一つの心の心を察してくれるよう。十分ひながた一日の日、ひながた前々の理を聞いて、ひながた何かの処、ひながたの理なら洗い出す、尋ね出す/\事情分かり、遅い早い理は言わん。誰はどう彼はこう。こうのうの理は元にある。不自由を通らねばならん。一つの理を諭し置こう。

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