明治二十二年十月二十九日
増野松輔身上全体腫れしびれ、去る十四日身上障りあり、一時御陰蒙り、主人の方へ帰し、又同方にて障りに付、主人方より取戻せとの事に付、その儘にして置きまして宜しきや伺

さあ/\前に一つの事情を諭し、尋ね一条諭し置いたる処、何かの処一時一つの心掛かり。どうがよかろう、日々の処という、よく聞き分け。よく諭し置く。一寸どういう事思うなれど、一寸暫くという。長いも暫く、短いも暫く。身の不自由、不自由の勤がこうのうの理と言う。よく聞き分けさゝにゃならん。暫くという。身の不自由は行。よう聞き分け。身の行は心に理を持って通るであろう。不自由不自由日々にこうのう尽すあたゑ。身の不自由がこうのう/\の理をよく聞き分けささにゃならん。

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