明治二十二年九月十七日(陰暦八月二十三日)午後九時
刻限御話

さあ/\/\/\一寸一つの話掛け。さあ/\これ/\どういう事を話掛ける。皆皆ようこれを聞いてくれ。もうこれいつ/\の事に思うて居る。もう時節十分。もう十分に詰み切った処に、一つこんな事とは知らなんだと思うやろう。どんな事をして、十分にこれでこそと思う。こうしたらもうどっからどういう事も無いと思うたは、一時の処、神一条の理、一つでもどうもならん。十のものなら十ながらどうもならん。この者に運ぶ/\と言うても、神が定めねばどうも定まらん。いつになっても定めたる神やしき。道無き心は大丈夫とは言えよまい。皆よう聞いて置け。もう暫くの処、神一条の道にして了う。日々取り扱い成程これでこそ神やしき、天の理いつ/\までものこるという。そこでもうこれ一寸前々よりも伝え話、刻限の理が分かり難ない。これからは皆心を繋ぎやい、人間の心で定めた理はどうも続かん。何彼の事頼み置く。もうこれ一寸掛かり掛けたら、皆身の処で障る、障るから尋ねる、尋ねれば諭しよう。神が一つの理を見て定める程に。人間心の定めはどうも定まり難くい。何彼の事も話置くという、何彼の事も頼み置くという。

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