明治二十二年八月九日(陰暦七月十三日)午後八時
本席身上御障りに付願
さあ/\/\どんとこれもう身の処から一寸知らしてある処、それから順々の道を以て、一寸の理を尋ねる。どうでもこうでも諭して置かねばならん。どうでもこうでも出て来る。どんな事も出て来れば、よう聞き分けて置かねば分からん。そんなものやなれども入り込む処、どんな者も出て来る、どんな者も持って来る。めんめん日々運ぶ処も心に気を付け。人体一つの事情、心一つの事情、その事情、第一人体一つの事情という。それよう聞き分け。抑えて/\する処もある。急いて/\する処もある。十分の中に、ころりと思やん間違いの理が一寸始まり掛ける。難しなれども、最初一つの理というは、大きな理で持って来る。どんな事言う。どんな話聞いたとて、聞かしても、一条一つの話、神様の守護であったなあと言うて、皆理を軽く思う。さあ難しい理、一度の理が生涯の理と取った者もある。生涯の心に取って世界の中の理に悟れ。やれ/\十分立って話する。世界どちらへ/\、どんな理を持って出るや知れん。なれども理の振り売りや。一寸返やせん振り売りを求めて了う。何にもなりゃせんで。振り売りは一遍に取り払うて了う。神の立腹かいな。身上聞いて話定まればどんな理も出る。何時どんな理も出る。何時どんな理が飛び出るやら知れんで。今日は風呂も要らん。喰べる気にもならん。これからは早いで/\。これまで未だや/\。一寸始め掛けたら直きじゃ。始め掛けたら直ぐやで/\。そこでもうこれだけの事出けそうなもの。そこで成るも成らんも、一寸刻限を以て話掛けるという。