明治二十二年七月二十五日(陰暦六月二十八日)
増野いと三十三才後月より月のもの止まり、小人でありますか、ほこりでありますか伺
さあ/\尋ねる処/\、身上に一つ/\、さあ/\どういう事情、治まり一つの事情、何か事情の治まり次第、これまでに幾重の道も通したる処、一日の日にはどういう事であろうと思うやろう。さあ/\分かろまい/\。尋ねるから一つの理を諭そ。日々処定まり、一つ理めん/\さえ、心一つさえ定めば、後々の処どうでよかろう、こうでよかろう、分かろまい。なれども、めん/\の心に一つの定まりを着けば、速やかという。長らえての楽しみ、この理治まれば何かの処も楽しみ/\。よう聞き分けてくれるよう。