明治二十二年七月十日
喜多治郎吉身上の願
さあ/\身上一条の理を尋ねる処、一寸には何か事情分かろまい。さあ/\諭してくれ。どういうものである。身上に不足やないで。長らえて尽す/\と思えども、一つ/\めん/\日々事情ある。何やら分かろまい。分からんやないで。内々日々の処、運ぶは小さき事は言うおやない。世上一つの理いかなる、第一世界に順序理がある。小さい事を言うおやない。立ち越したる事情をめん/\一つ心、一つ思え。どういう理も分かれば、内々十分の理、世界事情を以て一つの理。月々何度ぢばへ通う中に、一つ小さき事は言うでなし。先々よう聞いて置け。世界一つの道がある。順序身上障り尋ねるから、一つ理を聞かそ。身に案じる事は要らん。